鼻づまりの朝に、お金の話をする
今日は朝から、鼻がめちゃくちゃ詰まっていました。
体調もあんまり良くないです。
いつもなら朝6時半に音声をアップしているんですけど、今日はちょっと間に合わないかもしれないな、と思いながら録っています。
長野県を中心に、車中泊をしながらAI研修講師などをしている人間が、鼻を詰まらせながら朝にお金の話をしている。
なんなんだこれは、という感じなんですが。
でも、こういう状態のときの方が、意外と本音が出る気もします。
今日話したいのは、
個人に高く売るより、企業にちゃんと売る方が、自分には合っていたかもしれない
という話です。
これ、きれいなマーケティング論ではありません。
むしろ、やってみて苦しくなった人間の話です。
厚利少売という考え方に、かなり惹かれていた
「厚利少売」という言葉があります。
厚く利益を取って、少なく売る。
たくさんの人に薄く売るのではなく、少ない人に深く価値を届ける。
この考え方自体は、すごく納得しています。
たとえば、個人向けのコーチングや伴走支援。
一人の方に対して、何万円、場合によっては何十万円という金額をいただく。
その代わり、こちらも本気で時間とエネルギーを使う。
僕も実際にやっています。一応今でも受付はしています。
最初は、12回で12,000円くらい。
1回あたり10,000円みたいなところから始めました。
そこから少しずつ値上げして、今では1回あたり3万円くらいでコーチングをするような形にもなりました。
正直、提供している側としては、高すぎるとは思っていません。
念入りな準備もするし、相手に入り込んで話をかなり深く聞くし、時にはその人の人生や仕事の方向性に触れることもある。これまでの人生が丸ごと変わってしまうくらいの変化が起きることもあります。
ちゃんとやればやるほど、こちらの消耗も大きいです。
だから、「高額商品=ぼったくり」みたいには全然思っていません。
でも、それでも。
僕には、個人の方から何十万円というお金をお預かりすることが、けっこう重たかったんです。
クロージングのあとに残る、変なもやもや
一番しんどかったのは、実はサービス提供そのものではなく、クロージングです。
つまり、最後に
「買います」
「お願いします」
と言ってもらうためのやり取りです。
営業なので、当然断られます。
10人に話して、3人が買ってくれたら、かなり良い方だと思います。
でも、ということは7人には断られるわけです。
頭ではわかっていても、個人で普段から付き合いのある方に断られることは、結構感情に来るんですよね。
営業ってそういうものだし、断られたからといって人間関係が終わるわけでもない。
飛び込み営業で何百人もの人に断られるのは全然大丈夫なんですが(笑)
SNSでつながっている方であれば、その後も普通に関係は続いていきます。
なんか残っちゃうんです。
これはたぶん僕の変なところなんですけど、断られたあとに、少しだけ空気が変わったような気がしてしまう。
相手は別に何も気にしていないかもしれない。
でも、自分の中には、もやっとしたものが残る。
また考えすぎてるな、とは思うんですけど。
個人の方に向けて、高額の商品を提案する。
その人の財布から、かなり大きなお金を出してもらう。
その重さが、僕には思った以上に来る、そんな気質みたいです。
薄く広く売るのも、別のしんどさがある
じゃあ、安くたくさん売ればいいのか。
たとえば、5万円の商品を1,000円にして、50倍の人に買ってもらう。
売上としては同じになります。
コンテンツ販売なら、原価はほとんどかからない。
教材を作って、たくさんの人に届ける。
これはこれで、すごく魅力があります。
僕も今、Brainの教材を作っています。
初めての教材なので、どこまで届くかは正直わかりません。
1,000円なら買う側の心理的な負担も小さい。
売る側のこちらも、個人の人生に重く踏み込む感じが少し減る。
ただ、これも簡単ではありません。
1,000円の商品を50人に売るのと、5万円の商品を1人に売るのでは、必要な力が全然違います。
多くの人に届けるための発信力、導線、信頼、継続力が必要になります。
結局、どれが楽かという話ではないんですよね。
これからの時代、個人での「売る力」、つまり価値を届けて「買う」と言ってもらう力は、めちゃくちゃ重要になると思っています。
でも、個人に高く売るのもしんどい。
安く広く売るのもしんどい。
会社員として給料をもらうのも、また別のしんどさがある。
どのしんどさなら、自分は引き受けられるのか。
たぶん、そこなんだと思います。
僕はたぶん、企業に売る方が呼吸しやすい
最近の僕は、企業向けのAI研修や法人向けの活動に少しずつ寄っています。
それは、単に単価が高いからではありません。
もちろん、事業としては大事です。
でも、それだけではない。
企業に対して価値を届ける方が、僕は少しやりやすいと感じてるんです。
AI研修なら、会社の課題がある。
現場の業務がある。
参加者の戸惑いがある。
「ChatGPTって何に使えるんですか?」という、かなりリアルな困りごとがある。
そこに対して、僕が車中泊しながら長野の現場を回って、研修をして、営業して、また次の場所に移動する。
なんか変なんですけど、僕にはその方が合っている気がしています。
個人の人生を一対一で背負いすぎるよりも、企業や現場の中にある困りごとに対して、AIや言葉や研修で入っていく。
その方が、変なプレッシャーが少ない。
もちろん法人営業も断られます。
むしろ普通に断られます。
でも、断られ方の質が少し違うんです。
個人の感情に近すぎないというか。
会社として今は予算がない。
タイミングが合わない。
優先順位が違う。
断りを受け止めやすい。
僕にとっては、それがかなり大きかったです。
誰に、どの重さで、お金をもらうのか
結局、商売を考えるときに大事なのは、
「何を売るか」だけではないんだと思います。
誰に売るのか。
いくらで売るのか。
何人に売るのか。
そして、その売り方を自分の心が耐えられるのか。
ここを見ないまま、
「高単価がいい」
「コンテンツ販売がいい」
「法人向けがいい」
と決めてしまうと、どこかで苦しくなります。
僕は、個人に高く売ることが苦手でした。
それは、能力がないというより、性格や感覚の問題もあると思います。
断られたあとのもやもやを拾いすぎる。
相手の負担を想像しすぎる。
払った金額以上の変化を返さなきゃと背負いすぎる。
こういうところが、たぶん僕の変なところです。
でも、ここを無視して「売れる型」だけを真似すると、たぶん続かない。
あなたにも、あると思うんです。
人から見たら小さいことなのに、自分だけ妙に引っかかるところ。
みんな平気そうにやっているのに、自分だけしんどくなる売り方。
逆に、他の人が嫌がるのに、自分は意外と平気な現場。
そこに、自分の商売の形が隠れている気がします。
だから僕は、もう少し法人向けに寄せてみます。
車中泊しながら、AI研修をしながら、教材も作りながら。
まだ全然きれいにはまとまっていません。
鼻も詰まっています。
でも、誰にどうお金をいただくのか。
ここをちゃんと見ていくことが、レールを外れて生きる上では、けっこう大事なんじゃないかなと思っています。
今日も、あなたのレールを外すお手伝いができたらうれしいです。
いってらっしゃい。
【おすすめ記事】
ペスハムがこれまでどんなことをやってきたか、その経験が今にどう生きているか、ぜひこちらから読んでみてください。
https://metamake0601.systeme.io/aa3f000b
購読いただけた方に「購読しているサブスタックのダイジェストメールを配信してくれるツール」をお渡ししています。購読の上ウェルカムメールをご確認ください。








ペスハムさんは
クラリネットされるのですね
それがメタバッチにつながったのかなぁ
と思いました