長野県で仕事を探すなら、松本のような大きな街に行くべきだと思っていました。
人も会社も多い場所のほうが、AIの相談だって多そうです。
でも最近、仕事が生まれるのは、むしろ「少し面倒くさい場所」なのかもしれないと思い始めています。
まず、名前からして面倒くさい
長野県を中心に車中泊をしながら、AIのお助けマンをしているペスハムです。
1月から長野県内をぐるぐる回ってきました。
その中で、なぜか一番しっくりきた場所があります。
蓼科(立科)(たてしな)です。
ただ、この蓼科。名前からして面倒くさいんですよね。
「蓼科」という漢字は、初見ではまず読めませんよね。
そして、「蓼科高原」という高原リゾートなんですが、
南側は茅野市(ちのし)の蓼科
北側は「立科町」の立科
ということで、二つの行政区にまたがっています。
蓼科と立科。
どちらも「たてしな」と読みます。
茅野(ちの)も、長野県外の人にはなかなか読めないですよね。
特急あずさが停まる、長野県では比較的大きな街なんですけどね。
蓼科高原という一つの観光地が、立科町と茅野市にまたがっているんです。
多分、何を言っているのか、たぶんほとんど伝わっていません。
こういうところが、すでに面倒くさいんです。
バブルの名残と、適度な人の少なさ
蓼科は、昔から高原リゾートとして知られてきた場所です。
ゴルフ場や別荘地があり、バブル期にはかなりにぎわっていたそうです。
ただ、今の長野県で勢いのある観光地といえば、白馬や野沢温泉のようなインバウンドで盛り上がる地域です。
それに比べると、蓼科は静かです。
冬にはスキー場もありますが、海外から大勢の観光客が押し寄せる感じではありません。
家族連れはいる。でも、場所によってはかなり閑散としている。
僕は、この「適度に人がいない感じ」が好きなんですよね。
標高は場所によって1500メートルほど。
ビーナスラインというルートを上って車山高原のほうへ行くと、さらに標高が上がり、生えている草まで変わってきます。
森だった景色が、だんだん背の低い草原になっていく。
あの変化を見ると、なんか遠くまで来た感じがするんです。
女神湖という湖もあります。
男の神より女の神のほうが、なんとなく品がありそうでいいじゃないですか。
何の話だ、という感じなんですが。
行きにくさは、仕事のなさではない
公共交通機関だけで蓼科を回ろうとすると、正直かなり大変です。
茅野駅からのバスは限られています。
車がないと行きにくい場所も多い。
人も少ない。会社も少ない。便利でもない。
普通に考えれば、営業先としては効率が悪そうです。
僕も最初は、松本のような大きな街を攻めるほうがいいと思っていました。
ところが、先日あるやうむとの音声配信のコラボでたーなーさんから、こんなアドバイスをもらいました。
大きな都市ではなく、人口1万人以下くらいのコンパクトな地域に入っていったほうがいいんじゃないか。
これが、かなり効きました。
実際に蓼科周辺の宿泊施設とご縁がつながり、お話をしてみたところ、ある相談をいただきました。
うまくいけば、仕事になるかもしれません。
まだ決まったわけではありません。
ここを大成功物語にすると、一気に嘘っぽくなるので。
でも、少なくとも「小さい地域だから仕事がない」ということではなかったんです。
面倒くさい場所には、まだ人が入っていない
便利な場所には、人も情報も集まります。
AIに詳しい人も、営業する人も、支援する会社も集まります。
一方で、少し行きにくくて、説明しにくくて、地域の事情も複雑な場所には、まだそれほど人が入っていません。
だからこそ、話を聞いてくれる人がいる。
目の前の困りごとも、まだ手つかずで残っている。
宿泊施設であれば、予約情報の整理、問い合わせへの返信、SNSの投稿、口コミの確認、データの転記など、ブラウザ上で繰り返している作業がたくさんあります。
いきなり大きなAIシステムを入れる必要はありません。
毎日30分かかっている作業を、一つだけ減らす。
それだけでも、現場にとっては十分に意味があります。
AIのお助けマンとして僕がやりたいのは、たぶんこういうことなんですよね。
都会で最先端のAIを語るより、車で山道を上って、旅館の人が毎日困っている作業を一緒に見る。
きれいに言えば地域の業務改善ですが、実際はもっと泥くさいです。
まずは、目の前の面倒くささを見つける
あなたの仕事にも、誰も改善しないまま残っている作業があるかもしれません。
毎朝同じサイトを開く。
同じ情報をコピーする。
別の画面に貼り付ける。
確認して、また次の日も同じことをする。
AI活用というと難しく聞こえますが、始まりはそういう小さな面倒くささです。
そして、地域の仕事も同じなのだと思います。
人が多い場所を探すより、まだ誰も丁寧に話を聞いていない場所に入っていく。
読めない地名で、交通も不便で、行政区もややこしい。
でも、僕は蓼科のそういうところが好きです。
面倒くさい場所には、面倒くささを放置したまま頑張っている人がいます。
そこにAIを持っていく。
それが、僕の仕事になっていくのかもしれません。
まだ「かもしれません」ですけどね。
また考えすぎてるな、とは思うんですけど。
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ペスハムがこれまでどんなことをやってきたか、その経験が今にどう生きているか、ぜひこちらから読んでみてください。
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ペスハムさん、活動範囲が蓼科だったんですね〜
じつは、おさるぼんの父(ちちるぼん:ゴルフ狂い)が別荘を〇〇リゾートに買っており、めちゃめちゃ馴染みがあります🙌🏻
ぼくはあまり通っていませんが、両親は事あるごとにに蓼科で生活しています。
あの辺りは冬はスキー、夏はゴルフと楽しめるのがいいですね。東京からは特急でしか行けないから、人も多過ぎず、落ち着いた感じで好きです。
また、引き継ぎどうぞよろしくです〜