地方でAIの仕事を作るなら、「まだ手書き」を探してみる
毎日、予約情報を手書きして、領収書も一枚ずつ作っている宿があります。
ホームページはあるけれど、スマホで見ると文字がものすごく小さい。
今日は、そんな地方の「まだ不便」に、AIを使った仕事の種があるかもという話です。
蓼科で見つけた、スマホで見づらいホームページ
今、僕は長野県の蓼科にいます。
車中泊をしながらAIのお助けマンをしています。
お助けマンってなんだ、という感じなんですが。
朝はかなり涼しくて、ラジオを収録しながらくしゃみが止まらなくなりました。
AIの話をしているのに、鼻をすすりながらペンションのホームページを調べています。
こういうところが、たぶん僕の変なところです。
昨日の夜、蓼科周辺のペンションを調べていたら、スマホで見づらいホームページがかなり残っていることに気づきました。
パソコン向けに作られたページが、そのまま小さく表示されてしまう。
ざっと見ただけでも、20軒ほどありそうでした。
ホームページ自体がない飲食店や観光施設も、探せばまだまだあります。
都会では「ホームページ制作なんて、もう仕事にならない」と思われるかもしれません。
でも、場所を変えると景色も変わります。
AIを教えるより、AIを使って作ったほうが伝わる
地方でAIの仕事を作ると聞くと、最初に思いつくのはAI研修かもしれません。
もちろん、研修の需要もあります。
僕自身、AI研修の講師をしています。
ただ、地域のお店や宿泊施設にとっては、AIそのものを勉強したいわけではないことも多いです。
欲しいのは、
「スマホで見やすいホームページにしたい」
「予約情報を手書きするのをやめたい」
「ショート動画で宿を知ってもらいたい」
という、目の前の困りごとの解決です。
つまり、「AIを教えます」よりも、「AIを使って、これを楽にします」のほうが伝わりやすい。
ここはかなり大事だと思っています。
手書きの宿泊管理も、少しずつ電子化できる
すでに話が進み始めているペンションもあります。
予約を受けた後、お客様の情報を手書きで管理している。
チェックインやチェックアウトの手続きも紙が中心。
請求書や領収書も、その都度対応している。
そこを、スマホで手続きできるようにする。
お客様の情報をデータベースに蓄積する。
必要に応じて、請求書や領収書も出せるようにする。
いわゆる宿泊管理システムです。
きれいに言えばそうなんですが、実際はもっと泥くさいです。
現場ごとにやり方が違います。
話を聞いてみないと、何を残して、何を変えるべきかもわかりません。
AIを使えば一瞬で全部完成する、という話でもない。
とはいえ、以前なら専門の開発会社に頼まなければ難しかったものを、AIを使いながら小さく作れる可能性はかなり広がっています。
補助金も活用できれば、地域の事業者にとって導入しやすい形も作れそうです。
地方には「古い」のではなく、手つかずの仕事がある
田舎のお店や宿がデジタル化できていないのは、怠けているからではありません。
日々の営業で手いっぱいだったり、誰に相談すればいいかわからなかったりする。
大きなシステム会社に頼むほどではない。
でも、自分で作るのは難しい。
この間を埋める人が、まだ少ないんだと思います。
地域で仕事を作りたい人にとって、これはかなり大きなヒントです。
いきなり立派なAIサービスを作らなくてもいい。
まずは、近くの店や宿を見てみる。
スマホでホームページを開いてみる。
予約、顧客管理、領収書、SNS投稿など、繰り返している作業を聞いてみる。
そこに「AIで少し楽にできること」がないかを探す。
仕事は、AIの中にあるというより、現場の不便の中にあります。
まずは一軒、提案してみる
まだ、確実に何件も仕事が決まったわけではありません。
今日もこれから、何軒か話をしに行きます。
提案して、断られるかもしれません。
何回目だよ、という感じなんですが、僕はいつも動きながら考えています。
でも、地方にはまだ手つかずの困りごとがある。
そして今は、AIを使うことで、小さな事業者にも届く金額とスピードで解決策を作りやすくなっています。
地域で何か仕事を作りたいなら、AIのすごさを説明するところから始めなくてもいいと思います。
スマホで見づらいホームページ。
毎日書いている予約台帳。
同じ内容を何度も入力しているブラウザ作業。
まずは、その一つを見つけるところからです。
僕が出している「ブラウザ操作自動化の教科書」では、非エンジニアの方でも、毎日繰り返しているブラウザ作業をAIに渡せるように、作業の整理や依頼方法、エラーへの対応までまとめています。
地方で仕事を作りたい人にとっても、最初の武器になるはずです。
このSubstackとnoteでは、こうした地方の現場での提案や、うまくいかなかった話も含めて書いていきます。
きれいな成功事例になる前の、まだくしゃみをしながら試している段階からです。
ペスハムがこれまでどんなことをやってきたか、その経験が今にどう生きているか、ぜひこちらから読んでみてください。
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