昨日、大阪で明鏡セミナーに参加してきました。
そのあと夜行バスで長野に戻って、朝からワールドカップを見てしまいまして、配信が遅れました。
まあ、いいですよね。
ワールドカップ優先ですよね。
日本、本当にすごかったです。
追いついて、また追いついて。
コーナーキックからの2点目なんて、昔の日本代表を知っている身からすると、「え、日本はセットプレーでこんなに点を取れるんだ」と思ってしまいました。
その熱が残ったまま、昨日のセミナーのことを考えていました。
そして、いま自分が作っている「ブラウザ操作自動化の教科書」と、妙につながってしまいました。
「役に立つ人」でい続ける働き方は、これから苦しくなります。
今回のセミナーで一番刺さったのは、AI時代における人間の「存在意義」の話でした。
これまで多くの人は、仕事に自分の役割を見出してきたと思います。
会社でこの仕事をしている。
家族のために稼いでいる。
お客さんに価値を届けている。
チームの中で、この役割を担っている。
それ自体は悪いことではありません。
むしろ、そこに救われてきた人も多いと思います。
でも、AIがどんどん進化していくと、「頭で考える仕事」も「手を動かす仕事」も、少しずつAIやロボットに渡せるようになります。
しかも、ほぼ無料に近い形で使えます。
少しお金を払えば、ブラウザ操作まで自動化できます。
メールも、リサーチも、資料作成も、予約も、投稿も、かなりの部分をAIに任せられるようになってきました。
ぼく自身も今、「ブラウザ操作自動化の教科書」を作っています。
毎日くり返している作業を、AIに渡す方法をまとめています。
ただ、ここで変な矛盾が出てきます。
仕事を楽にするほど、
「では、人は何をするんだろう」
という問いが濃くなるんです。
毎日30分かかっていた作業がなくなる。
毎朝やっていたコピペ作業が自動になる。
請求書の確認や、サイトの巡回や、定型メールの送信が減る。
では、その空いた時間で何をするのか。
ここを考えないと、便利になったのに、なぜか不安になる。
そんなことが起きる気がしています。
AIは作業を減らせます。
でも、時間の使い道までは決めてくれません。
ぼくは今、地方で車中泊をしながら、AIお助けマンのようなことをしています。
法人向けにAI研修をしたり、個人の方にブラウザ作業の自動化を伝えたりしています。
その中で、よく思うんです。
AIは、めちゃくちゃ便利です。
でも、何を減らすかは、人間が決める必要があります。
毎日5分のコピペを減らす。
毎週1時間の集計を減らす。
毎朝のサイト確認を減らす。
問い合わせ返信の下書きをAIに任せる。
こういうことは、かなり現実的にできます。
でも、その浮いた時間をどう使うか。
誰と関わるか。
何を育てるか。
どんな場所に身を置くか。
ここは、AIが勝手には決めてくれません。
むしろAI時代になるほど、
「自分はどのコミュニティに関わりたいのか」
「誰と一緒に何を耕したいのか」
が大事になっていく気がしています。
仕事で役に立つことだけを自分の価値にしていると、たぶんしんどくなります。
AIのほうが速いし、正確だし、疲れないからです。
でも、
「あなたがいるから、この場がいい」
という価値は、簡単には置き換わりません。
何回目だよ、という感じなんですが、結局ここに戻ってくるんですよね。
コミュニティは、役割ではなく「あなた」でいられる場所です。
セミナーの中では、社会学の話も出てきました。
ぼくもまだ、ちゃんと噛み砕ききれていません。
ここはもう少し勉強します。
ただ、ぼくなりに受け取ったことがあります。
社会の中では、人は役割で見られがちです。
会社員。
営業。
講師。
エンジニア。
経営者。
お母さん。
お父さん。
発信者。
購入者。
そういうラベルで見られます。
でも、コミュニティの中では、もう少し違う見られ方があります。
「この人だからいる」
「この人がいると、場が変わる」
「この人の失敗談は、なぜか聞いてしまう」
「この人がずっと関わってきたことに意味がある」
そういう感じです。
ぼくは長くNinja DAOに関わってきました。
クリプトニンジャというキャラクターIPがあって、それをみんなで育てていく場所があります。
ここで面白いのは、誰か一人が独占している感じではないことです。
もちろん、創業者や中心人物はいます。
でも、場としては「みんなで耕している」感覚があります。
公園とか広場に近いのかもしれません。
誰でも入れるけれど、勝手にゴミを捨てたり、自分だけ得しようとしたら壊れてしまう。
だから、マナーを守りながら、少しずつ育てていく。
セミナーでは、これを「コモンズ」という言葉で説明されていました。
この言語化が、ぼくには刺さりました。
ああ、そうか。
ぼくらは、ただNFTを持っているだけではなかったんだなと。
ただDiscordにいるだけではなかったんだなと。
みんなで、共有の場所を耕していた。
その時間そのものが、自分の存在意義になっていたのかもしれません。
まずは、ブラウザ作業を1つだけAIに渡してみる。
とはいえ、いきなり「存在意義を見つけましょう」と言われても困ります。
ぼくも困ります。
だから、最初はもっと小さくていいと思っています。
毎日くり返しているブラウザ作業を1つ見つける。
それを録画してみる。
どこをクリックしているのか。
何をコピーしているのか。
どこに貼っているのか。
どこで確認しているのか。
それを眺めてみる。
それだけでも、自分の仕事の中にある「奪われている時間」が見えてきます。
毎日30分の作業をAIに渡せたら、その30分で何をしますか。
少し休んでもいい。
家族と話してもいい。
コミュニティに顔を出してもいい。
自分の商品を作ってもいい。
ただぼーっとしてもいい。
余白がないと、人は自分の居場所を選ぶことすらできません。
だからぼくは、AI自動化をただの効率化だとは思っていません。
もっと泥くさい、生活の余白を取り戻す手段だと思っています。
そして、その余白の先に、コミュニティがある。
「役に立つ人」ではなく、「あなた」としていられる場所がある。
昨日のセミナーで感じたことを、まだ全部は言語化しきれていません。
でも、たぶんこの感覚は、これからぼくの発信の土台になっていく気がしています。
6/6に、Brainで「ブラウザ操作自動化の教科書」を出しました。
https://brain-market.com/u/pess_ham/a/byATM4QjMgoTZsNWa0JXY
非エンジニアの人でも、毎日くり返しているブラウザ作業をAIに渡せるように、録画、依頼文、エラー対応までまとめています。
ただ、その教材で伝えたいのは「便利ですよ」だけではありません。
まず30分の余白を取り戻す。
その余白で、自分がどこに関わりたいのかを考える。
誰と一緒に何を育てたいのかを考える。
そういう入口にもなったらいいなと思っています。
あなたは、AIで毎日30分の余白ができたら、何に使いたいですか。
車中泊しながら、地方の現場を回りながら、うまくいったことも失敗したことも出していきます。
ペスハムがこれまでどんなことをやってきたか、その経験が今にどう生きているか、ぜひこちらから読んでみてください。
https://metamake0601.systeme.io/aa3f000b
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