音声でも配信しています!
https://r.voicy.jp/5qmd8YjJwmd
八ヶ岳で、AIのことを忘れていた3日間
金土日と、3日間八ヶ岳に行っていました。
僕が住んでいる地区の集まりで、毎年やっている恒例行事です。2泊3日で子どもたちを連れて山登りをしたり、キャンプをしたり。小学生から中学生、高校生、大人まで、100人規模で集まります。
しかもこれ、もう40何回目とかで、もうすぐ50回だそうです。歴史があるキャンプ自体は珍しくないと思うんですが、この時代に、これだけの規模で地域から人が集まり続けているのは、けっこう珍しいんじゃないかと思っています。
その3日間、AIをほぼ完全に封印していました。封印というか、単純に使う機会がなかった、というのが正確なところです。ChatGPTに軽く聞いたことが1、2回あったくらい。
僕は毎日何かしらAIを動かしている人間なので、これはかなり珍しいことでした。珍しいというより、自分でも少し驚いています。使おうという気にすらならなかったので。
自然の中では、AIの存在ごと忘れる
自然の中で、人と人の間で、アナログに課題を解決していく。子どもたちを安全に、楽しく過ごしてもらう。自分も楽しむ。そういう時間の中にいると、AIの必要性というより、存在そのものを忘れてしまうんだなと思いました。
でもこれ、僕はふと、一般企業における一般社員の姿そのものなんじゃないかと思ったんです。
特にホワイトカラーじゃない職種。現場仕事があって、毎日イベントだらけみたいな働き方をしている会社。地方だとわりと多いと思うんですが、そこにいる人たちって、環境的にAIへのアンテナがそもそも立たない。存在を意識すること自体、たぶんないんですよね。
そんな中で急に「AIを使おう」「AIを使わない企業は置いていかれる」みたいな空気だけが世の中から降ってくる。これが今の多くの企業の状況なんだろうな、と思います。
使う場所はある。でも、それは自分が見ている景色の外にある
じゃあそういう企業にAIがいらないのかというと、そんなことは決してありません。このキャンプも、たぶんAIを使えばもっと楽になる部分があります。
小学生の名簿を揃える。班分けをどうするか考える。買い出しの計画を立てて、必要なものをどこで揃えて、誰に振り分けるか。そういう裏方の細かい仕事は、AIが計画段階でかなり力を発揮できるはずです。
ただ、僕はそこに関わっていません。たぶん使われていない中で、中心になる人が夜な夜な、仕事が終わったあとに遅くまでそういう作業を積み重ねて、本番の日が実現しているんだと思います。
僕がそこで「AIを使って効率化しましょうよ」と言ったところで、「いや、今までこれで回ってるから大丈夫ですよ」となる。そんな気がしています。当たり前にやってきたことを崩してまでAIを入れる、というのは、そう簡単には起きないんだろうな、というのが正直な実感です。
自分が「一般社員」だったときに気づいたこと
トップがAIに乗り気じゃない企業は、まさにこの状態です。市場としてはAIを使ったほうがいいのはたぶん明らかなんですが、トップがその必要性に気づいていない。だから社員も、今のままでいいと思ってしまう。
逆に、トップはAIを使ったほうがいいと思っている。でも社員がついてこない。研修を1回やってはみたけれど、それだけでは変わらない。こういう企業も、今回すごく感じた気がします。
僕自身、キャンプの1メンバーとして「AIを使ってどう貢献するか」と聞かれても、たぶん何も思い浮かびませんでした。
あれ?
目に見えている仕事、子どもたちとその場で接したり、先導したり、一緒に遊んだりする仕事は、そもそもAIが意味をなさない仕事なんですよね。だから、その場にいる人たちが自分からAIを使ってキャンプをよくしよう、という発想にたどり着くこと自体、たぶん難しい。問いを渡されても、どうしていいかわからないんじゃないかと思います。
だからこそ、まずトップが使いこなす。使っている姿勢を見せる。「こんなことができた」「こんなに変わった」を周りに見せていく。そこをやらずして、AI導入はうまくいかないんだろうな、と改めて思いました。
自分がAIを使わない人間としてこのキャンプに関わってみて、他の社員の方々がAI導入を自分ごとにできない感覚が、少しだけわかった気がします。久しぶりの配信でした。またアウトプットできる要素が見つかったら、どんどん配信していきたいと思います。
#AI活用 #AI導入 #中小企業 #地方企業 #企業研修 #現場仕事 #AIデトックス #八ヶ岳 #キャンプ #子育て #働き方 #ホワイトカラー #地域活動 #リーダーシップ #DX #業務効率化 #自然体験 #長野県 #車中泊 #ペスハム


